映画『秋刀魚の味』は、懐かしくて、懐かしくて、あまりの懐かしさに胸が熱くなりました・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3223)】
【読書クラブ 本好きですか? 2024年2月12日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3223)
ジョウビタキの雌(写真1~3)、スズメ(写真4、5)、ムクドリ(写真6)、ツグミ(写真7、8)、ヒヨドリ(写真9)、左からコサギ・ダイサギ・アオサギの揃い踏み(写真10)をカメラに収めました。ハクサイが水色の鉢巻きをしています(写真11)。我が家の餌台「空中楽園」では、メジロが食事中です。
閑話休題、映画『秋刀魚の味』(DVD『秋刀魚の味』<小津安二郎監督、笠智衆・岩下志麻・佐田啓二・岡田茉莉子・中村伸郎・東野英治郎出演、松竹>)は、妻に先立たれた初老の男と婚期を迎えている娘との、どこにでもありそうな日常が、小津安二郎が得意とする固定カメラのロウ・アングルで丹念に描かれていきます。
この映画のテーマは「人生は独りぽっち」なのだろうが、昭和20年生まれの私にとっては、背景となっている昭和30年代の調度や風俗が懐かしくて、懐かしくて、あまりの懐かしさに胸が熱くなりました。婚期を迎えている娘の年齢が私より少し年上に設定されていて、私の青春時代に重なるからです。
当時が懐かしくなるたびに、これから先、何度もこの映画を見直してしまうことでしょう。