選び抜かれたサン＝テグジュペリの言葉の数々･･･【情熱的読書人間のないしょ話（2108）】
ジョウビタキの雌（写真1～3）、シロハラ（写真4、5）、ツグミ（写真6～8）、ヒヨドリ（写真9）をカメラに収めました。
閑話休題、『「星の王子さま」に聞く 生きるヒント――サン＝テグジュペリ名言集』（稲垣直樹著、平凡社）には、選び抜かれたサン＝テグジュペリの言葉が収められています。
人間について――。
●心がほんとうに悲しいとき、人は誰だって夕日が見たくなるものなんだよ･･･――『星の王子さま』。
●人を裁くより、自分を裁くほうがはるかにむずかしい。おまえが自分をちゃんと裁けたら、おまえはほんとうの賢人ということになる――『星の王子さま』。
●はかないとは、近いうちに消えてなくなる恐れがあるという意味だよ――『星の王子さま』。
愛について――。
●愛とは互いに相手を見つめることではない。いっしょに同じ方向を見つめることだ――『人間の土地』。
人生について――。
●人生には解決法などというものはない。前進する力があるのだ。前進する力を創りださなければならない。そうすれば、解決法はあとから付いてくる――『夜間飛行』。
●どんなに目立たないものであっても、自分の役割を自覚したとき初めて、私たちは幸福になれる。そのときだけ、私たちは心穏やかに生き、心穏やかに死ぬことができる。なぜなら、人生に意味を与えるものは、死にも意味を与えるからだ――『人間の土地』。
仲間・友人について――。
●親友のことを忘れるなんて、悲しいことです。親友がいたなんて、誰にでもあることではありませんから――『星の王子さま』。
●あるひとつの職業の偉大さは、おそらく、何よりもまず、人と人とを結びつけることにある。ほんとうの贅沢はただひとつしかない。それは、人間同士の結びつきという贅沢だ――『人間の土地』。
仕事について――。
●部下の者たちを愛しなさい。だが、それを口に出さずに愛しなさい――『夜間飛行』。
歴史・人類。自然について――。
●平和は、育成するのに時間のかかる樹木だ。いま当てられる光以上の光を当てる必要がある――『城砦』。
●なぜ憎みあうのか？ 地球という同じ惑星に乗りあわせた。同じ船の乗組員なのだから、私たちは連帯責任を負う者たちだ――『人間に土地』。
折に触れて、読み返したい一冊です。