榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

プロの写真家を目指す人向けの指南書だが、私のような素人にも勉強になる・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2148)】

【読書クラブ 本好きですか? 2021年3月1日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2148)

ジョウビタキの雌(写真1~5)を私とは異なる角度から撮っているのは、撮影助手(女房)です。助手は、私の撮った写真が不鮮明だった場合に備えて、念のためスマホで撮影しているのです。最近は、助手の写真のほうを掲載することもしばしばです。アカハラ(専門家によれば、この個体は第1冬羽のため、雌雄の識別は困難とのこと。写真6、7)が獲物を捕らえた瞬間を目撃することができました。ツバキカンザクラ(写真8~11)、オオカンザクラ(写真12)、カワヅザクラ(写真13、14)が咲いています。因みに、本日の歩数は15,975でした。

閑話休題、『写真からドラマを生み出すにはどう撮るのか?――写真家の視線』(高橋伸哉著、インプレス)は、プロの写真家を目指す人向けの指南書だが、私のように、どこに行くにもデジカメを携帯する写真好きの素人にとっても勉強になりました。

光――
●夕暮れの光は心の奥底の感情を照らす
●雨なら雨の、雪なら雪の

色――
●日本という素材を活かせ
●暖色が好きか、寒色が好きか

五感――
●写真には生き様が宿る
●常に新境地を追い求めろ

探る――
●撮る側のテンションが伝染する
●ゴールのために妥協しない

視線――
●スナイパーズハイになるまで撮り続けろ
●コーヒーを抽出するように写真を選ぶ

技術――
●空気感を閉じ込めろ
●スナップは技術よりも見つける能力

行方――
●SNSに食われるな、使いたおせ
●勝ち負けは自分が決める