航空機事故で死んだ妻がAI内臓の人型ロボットとなって戻ってきたら・・・【山椒読書論(829)】
【読書の森 2025年1月5日号】
山椒読書論(829)
コミックス『黄昏流星群(74)――AI星功』(弘兼憲史著、小学館)に収められている「AI星功」は、妻が航空機事故で死亡した半年後、妻の思考内容がAIの中にそっくり収められた、外見も妻そっくりの人型ロボットが、製作者の教授に連れられて夫のもとにやって来るところから、物語が始る。
「『妻』が戻ってきた。驚くほど『妻』そのものだった」。
妻に生き写しのアンドロイドの脳に収められた記憶が、思いもかけない大変な事態を引き起こす。
遂に、夫と教授が下した結論は・・・。