書評家・豊﨑由美の自伝的エッセイ集を読み終えて、腰を抜かすほどたまげた・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3669)】
千葉・柏の「あけぼの山農業公園」は、色取り取りのチューリップ(写真1~3)が絨毯のようです。サクラ‘カンザン’(写真4、5)、‘フゲンゾウ’(写真6~8)が咲いています。タケノコ(写真9、10)が生えています。我が家の料理人(女房)が野菜直売所でタケノコ、ナガイモ、ネギを購入しました(写真11)。撮影助手(女房)が四つ葉のクローバー(写真12)を見つけました。スズメの巣(写真14)、ニホンアマガエル(写真15、16)をカメラに収めました。因みに、本日の歩数は11,632でした。
閑話休題、敬愛する書評家・豊﨑由美の自伝的エッセイ集『どうかしてました』(豊﨑由美著、ホーム社)を読み終えて、腰を抜かすほどたまげました。趣味で書評を続けている私は、書評に対する豊﨑の姿勢に大いなる共感を覚えてきたというのに、好みの本のジャンルがこれほど異なっていたとは!
そうは言っても、やはり豊﨑だなあ、と思わせられる件(くだり)にもたくさん出会うことができました。
●本を読んでいて何がいいといって、自分がいかにものを識らないかを教えてもらえることに他ならない。無知の塊。歩く無教養。息する木偶。
●なめるなよと言いたい。宣言しとくけど、この件について正式な謝罪文を発表しないかぎり、わたしは今回のことを永遠に蒸し返し、「幻冬舎は書き手の言論を弾圧してはばからない出版社」と言い続けていきますんで。
●そもそもの話、(村上)春樹にノーベル賞が授与される可能性は果てしなくゼロに近い。なぜなら、春樹作品で描かれる女性像やジェンダー観や男性に都合のいいセックス観が、昭和のおじさん感覚のままだから。
63歳の豊﨑が波瀾万丈の人生を送ってきたことにも驚かされました。
本書のせいで、これからは豊﨑の書評がこれまでとは幾分違って見えるかもしれないなあ。