榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

日航123便墜落は自衛隊のミサイルによるものだという仮説・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3692)】

【読書ボ森 2025年5月9日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3692)

シーラ・ペルヴィアナ(写真1~3)、シロミミナグサ(学名:セラスチウム・トメントスム。写真4、5)、セイヨウジュウニヒトエ(写真6)、シャガ(写真7)、シラン(写真8)、マンデヴィラ(写真9)、トチノキ(写真10、11)、ベニバナトチノキ(写真12、13)、ホオノキ(写真14)が咲いています。シャインマスカット(写真15)が未熟な実をつけています。

閑話休題、『日航123便はなぜ墜落したのか――マンガ 誰も書かない「真実」』(森永卓郎著、青山透子監修、前山三都里マンガ、宝島社)で展開されている森永卓郎の推論は、空恐ろしいものです。これが事実だとしたら、こんなことが許されるのだろうか!

森永説は青山透子の説に基づいているが、私なりに整理してみましょう。

●実験中の自衛隊の国産巡航ミサイルが誤射され、日航123便の垂直尾翼を破壊する。
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●米軍横田基地への緊急着陸が中曽根康弘首相の差し金で拒否される。
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●追尾してきた自衛隊のファントム機が御巣鷹上空でミサイルを発射し、日航123便を撃墜する。
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●中曽根首相の差し金で米軍ヘリによる救助が阻止される。
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●中曽根首相の差し金で自衛隊の火炎放射器による墜落現場の焼き払いという証拠隠滅が図られる。
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●自衛隊を守るということで、自衛隊、中曽根首相、米国・レーガン大統領の利害が一致し、米国・ボーイング社の整備ミス原因説で幕引きを図る。

かつて、青山の著作を読んだ時は陰謀論だと拒否反応を示した私だが、今回、森永の手になる本書を読み終えた今は、正直言って、「後部圧力隔壁損壊説」か「自衛隊ミサイル説」か判断しかねています。