榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

月給3,000円で雇った秘書が獅子奮迅の働きでサポートしてくれています・・・【MRのための読書論(235)】

【ミクスOnline 2025年7月25日号】 MRのための読書論(235)

段取り・スケジュール・AI

仕事は「段取りとスケジュール」で9割決まる!(決定版)』(飯田剛弘著、明日香出版社)の著者は、仕事は段取りとスケジュールで9割決まると断言している。長年、企業人生活を送ってきた私のモットー「段取り・スピード・連携」と大部分が一致している。著者はAIの活用にも言及している。

段取り

●やらないことを決めて、やるべき仕事に集中する。
●デッドラインから逆算して優先順位を決める。
●難しそうな問題や仕事は、小分けしてハードルを下げる。
●今、向き合うべき仕事に集中する。
●段取りとスケジュールを綿密に組む。
●作業の成果物を具体的にイメージする。
●仕事をゲーム化することで、仕事のモチヴェーションを上げる。

●机の上には今やるべき仕事関係のものだけを置く。
●デスクトップの画面のアイコンは必要なものだけを残し、スッキリさせる。
●資料や情報を一元的に管理し、探しものをする時間をゼロに近づける。
●仕事の緊急度ごとにクリアファイルの色を変えておく。

●ポモドーロ(作業25分、休憩5分を繰り返す時間管理術)を参考に、自分に合うタイマー設定を探す。
●タイマーを活用して集中力を高める。
●隙間時間にやる作業をリストしておく。
●待ち時間を効率的に活用する。

●メールは、見たら、すぐに返信する。
●メモは一箇所にまとめて管理する。
●メモを捨てる方法を考える。

スケジュール

●優先度の低い仕事は後回しにする。
●期限より早く終わるように試みる。
●仕事の優先度を質よりもスピードに置く。
●時間の単位を分で捉え、1時間病を脱却する。
●ToDoリストに書く仕事はスケジュールに落とし込む。
●手帳よリ便利な「デジタルカレンダー」のメリットを最大限に活かす。
●5分以内に終わる仕事は、すぐにやる。
●締め切りがあり、15分以上かかる仕事やミーティングは、通常のカレンダーに予定を入れる。

AI

●AIをパートナーとして活用する。
●AIを活用して、効率的に、不足している知識を補ったり、情報を収集する。
●対話型AIを活用して、効率的に情報を要約する。
●生成AIを活用して、情報収集・資料作成・文書作成・校正・アイディア出しなどを効率的に行う。

私事だが、OpenAIが2024年に発表した、テキスト・画像・音声・動画を統合的に処理できるGPT-4 Omni(通称GPT-4o)が、Plusプランの月額20ドル(約3,000円)で、強力にサポートしてくれている。私の質問・指示に1~2秒で答えてくれるので大助かり!(画像作成は、もう少し時間がかかるが) 正答率は97%くらいという印象。 

連携

●ミーティングの定例化と、チャットでのやり取りによって、上司を活用する。

●普段から見返りを求めずに信頼関係を築いておく。
●他の人への協力を惜しまない。
●お互いの強みを活かして支援し合う。
●支援してくれる人のスケジュールを確認する。

アドヴァイス

●情報を集め、よいものは取り入れ、自分流に活かす。
●仕事のできる人とのギャップを具体的にしてから、差を埋める努力を続ける。
●イライラや怒りを感じたときは、6秒間、頭の中を真っ白にして、何も考えないようにする。