榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

私の本たちとの付き合い方(その1)――「読みたい本リスト」は、いつもぎゅうぎゅう・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3)】

【恋する♥読書部 2014年1月17日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3)

私が長年愛用しているファイロファクス(ルースリーフ式手帳)の「読みたい本リスト」の数ページは、書名、著者、訳者、出版社、価格、出版年、その本の紹介者などの書き込みで、いつもぎゅうぎゅうです。1冊1行、1ページ当たり40行といったところです。

自分の好きなテーマ――人物、歴史、政治、経済、哲学・思想、宗教、宇宙、生物、医学・薬学、企業、文学、国語、絵画など――については、常時、アンテナの感度を高め、興味を掻き立てられた本たちをリストに加えています。

その他、読んだ本の中で推奨されている本や参考文献として挙げられている本、新聞などの書評や広告で取り上げられている本、書店や図書館の新着コーナーに並べられている本の中で興味を惹かれた本たち、著者から贈呈された本、知人から送られたり薦められた本などが、リストに加わっていくのです。

「読みたい本リスト」に書き込まれた本たちは、実に騒々しいのです。自分を先に読んでほしいと、それぞれが声高にアピールするからです。「まあまあ、そう騒ぐでない」と宥めつつ、読む順番を考える時、何とも言えない幸せを感じる私なのです。