季節ごとのハンギングを楽しみたい人向けの入門書・・・【情熱的読書人間のないしょ話(116)】
【amazon 『ハンギングを楽しむ寄せ植えノート』 カスタマーレビュー 2015年7月10日】
情熱的読書人間のないしょ話(116)
日本橋三越本店の別館の玄関にアクアリウムが飾られています。たくさんのキンギョが泳ぎ、夏の興趣を盛り上げています。我が家では、以前、ネオン・テトラ、カーディナル・テトラ、ラミーノーズ・テトラなどの熱帯魚を飼育していましたが、週1回の水槽のクリーニングと水替えが結構大変だったことを思い出しました。
閑話休題、『ハンギングを楽しむ寄せ植えノート――フローラ黒田園芸が教える』(黒田健太郎著、家の光協会)は、ハンギングを楽しみたいという人向けに、ハンギングの基本が丁寧に解説されています。
「ハンギングとは、壁に掛けたり吊り下げたり、壁面などの限られた空間を上手に活用して立体的に飾ることができる寄せ植えです。玄関先でもベランダでも好きな場所に、簡単に移動することができ、『うちには庭がないから・・・』と、園芸をあきらめている人にこそ、おすすめです」。
「ハンギングを見ると、たくさんの苗が植えてあるように感じるかもしれませんが、できるだけ少ない苗数で、いかにバランスよく植えるかがとても大切です」。
季節ごとにハンギングの実際が示されていますが、「夏のハンギング」は、こんなふうです。「梅雨が明けると、いよいよ夏本番。ペンタスやジニアなど、強い日差しや高温に耐える植物を味方に、夏のガーデニングを楽しみましょう。風通しのよい場所が見つかれば、植物の体力の消耗も抑えられます。色で涼をもたらす白や青い花も素敵だし、暑さに負けないカラフルなビビッドカラーもよく似合います」。