世界の美しい庭園巡りが楽しめる写真集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(410)】
【amazon 『世界の美しい庭園図鑑』 カスタマーレビュー 2016年6月6日】
情熱的読書人間のないしょ話(410)
散策中に、釣り鐘状の白い花を鈴生りに咲かせているイトラン(ユッカ)を見つけました。因みに、本日の歩数は10,109でした。
閑話休題、『世界の美しい庭園図鑑』(大野暁彦・鈴木弘樹監修、エクスナレッジ)には、世界の美しい庭園55の写真と説明が収録されています。
とりわけ印象深いのは、「八重桜が咲き壮大な階段状の大滝流れるパリ市民の憩いの花見公園」であるフランスのソー公園です。宮殿正面に向かって並ぶ円錐形のトピアリー(造形的な植栽刈り込み)が軸線を強調しています。
「太陽の光の模様が都市と庭園に刻みこまれたドイツのヴェルサイユ宮殿」、ドイツのカールスルーエ城は、カール・ヴィルヘルム辺境伯によってフランスのヴェルサイユ宮殿を超えることを目指して造られたものです。カールスルーエの都市は、城と一体的に計画され、城を中心として都市へ森へと放射状に軸線が延びています。
「イタリアの平原につくられたシンプルな構成で緑が美しいフランス庭園」、イタリアのピザーニ宮殿からは、中心軸となる運河や水盤、別邸などの美しい景色が楽しめます。
机上で、世界の名園巡りが楽しめる写真集です。