鳥のフィールドサインを学ぶと、野鳥観察が奥行きを増す・・・【情熱的読書人間のないしょ話(608)】
【amazon 『鳥のフィールドサイン観察ガイド』 カスタマーレビュー 2016年12月7日】
情熱的読書人間のないしょ話(608)
散策中に、ジョロウグモの雌を見かけました。背面と腹面とでは、こんなに模様と色が違います。気の早いモチツツジがもう花を咲かせています。ムラサキシキブが紫色の実を付けています。センリョウの真っ赤な実が鮮やかです。我が家の庭では、マンリョウが深みのある赤色の実をぶら下げています。センリョウ(千両)は葉の上に、マンリョウ(万両)は葉の下に実を付けます。因みに、本日の歩数は10,715でした。
『鳥のフィールドサイン観察ガイド』(箕輪義隆著、文一総合出版)は、野鳥のフィールドサイン――鳥が残した足跡、羽毛、糞、古巣、卵殻、食痕、ペリットなどの生活痕跡――についての懇切丁寧なガイドブックです。
「鳥たちが体を維持するうえで不要になった古い羽毛や排泄物、あるいは獲物を得るために土を掘ったり、繁殖のために作った構造物など、環境を改変した跡は主要なフィールドサインである。フィールドサインはすべての鳥が残すものだが、消化できない骨や毛を吐き出したペリットのように、一部の種にだけ見られるものもある」。
本書によってフィールドサインを学ぶことによって、野鳥観察が奥行きを増すことは間違いありません。