インコ・オウム大好き人間の思いが溢れている図鑑・・・【情熱的読書人間のないしょ話(622)】
【amazon 『ときめくインコ図鑑』 カスタマーレビュー 2016年12月23日】
情熱的読書人間のないしょ話(622)
我が家の庭のミカンの餌台には、メジロとヒヨドリが交互にやって来ます。ヒヨドリはマンリョウの実も食べます。落花生の餌台はシジュウカラとスズメの指定席です。キジバトも姿を見せます。
閑話休題、『ときめくインコ図鑑』(おぴ~・とうもと著、山と溪谷社)は、小鳥好きには堪らない図鑑です。
飼育可能なインコ、オウムたちが網羅されています。
インコとオウムの違いが分かりますか。オウム目はオウム科とインコ科に分かれています。頭頂部に稼働する冠羽があるのがオウム科で、ないのはインコ科です。名前に「オウム」が付いていませんが、オカメインコやコバタンなどは冠羽があるのでオウム科に属します。
インコやオウムは、なぜ喋ることができるのでしょうか。「インコなど、多くの鳥類は『鳴管』と呼ばれる発音器官を振動させて発声しています。(インコやオウムが人の言葉を喋るのは)鳴管だけではなく、厚みがあって器用に動かせる舌の能力も関係している、といわれます。また、お喋りはマネだけではなく、意味のある使い分けやコミュニケーションとして成立するものもいます」。
インコは五感のうち、視覚、味覚、聴覚、触覚が非常に発達していますが、嗅覚は、飛ぶために脳の軽量化が必要だったため、好きな餌の匂いを嗅ぎ分ける程度に止まっていることを知りました。
本書には、インコ・オウムがかわいくて堪らないという著者の思いが溢れています。