思わず訪れたくなるような、世界の美しい色の町並みの写真集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(766)】
散策中に、クレマチスのプリンセス・ダイアナという品種の、桃色と赤紫色のコンビネーションが美しい花を見つけました。ルドベキアがヒマワリに似た黄色い花を咲かせています。水甕の中では、キンギョのワキン(和金)たちが勢いよく泳ぎ回っています。我が家の庭のあちこちで、アジサイとガクアジサイが咲き始めました。花のように見えるのは萼(装飾花)です。因みに、本日の歩数ハ10,427でした。
閑話休題、『美しい色の町なみ』(淡野明彦著、エクスナレッジ)では、81の世界の美しい色の町並みがカラー写真と文章で紹介されています。
私の独断で選び出したトップ7は、こうなりました。
第1位は、モロッコのシャウエンです。「目の覚めるような真っ青の景色は、他では見ることができないこの町の魅力。家の壁はもちろん階段、ドアにまでブルーの彩色が施され、町の中はほぼ青一色です」。
第2位は、オランダのヒートホールンです。「ヒートホールンは『オランダのベネツィア』と呼ばれ、自転車用の細い道以外は道路がなく、水路が交通手段となっています」。
第3位は、スペインのオルヴェラです。「アンダルシアのとっておきは『白い村』。地中海の観光の中心地コスタ・デル・ソル、通称『太陽海岸』を真下にして、急な斜面に勢ぞろいする白く塗られた家なみは何より心に残るはず」。
第4位は、フランスのコルマールです。「『プチ・ベネツィア』たるゆえんの水路がゆったりと流れる」。
第5位は、ドイツのフロイデンベルクです。「一瞬、目を疑うほどに整然と並んでモザイク模様のような家々。ここフロイデンベルクの木組みの特徴は、他の町のように色とりどりではなく、白と黒のモノトーンだということ」。
第6位は、イランのアブヤーネです。「階段状に並ぶ家々の外壁は、赤土にわらを混ぜたものが塗られて鮮やかな紅色です。・・・赤土が生み出す『赤い村』の風景は、老人たちに流れる静かな時間とあいまって、不思議なぬくもりを感じさせます」。
第7位は、デンマークのイルリサットです。「積み木のような家が並ぶ。氷山が細かく砕けた氷塊が海に浮かび、極北ならではの光景が広がる」。
思わず訪れたくなるような、魅力溢れる写真集です。