君は、ピューマ、チーター、ヒョウ、ジャガーを見分けられるか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1148)】
散策中、シオカラトンボの若い雄を見つけました。桃色のキノコが鮮やかです。ヒメダカが泳いでいます。スーパーで、小さな女の子が小さなカートを押しているではありませんか。因みに、本日の歩数は10,736でした。
閑話休題、『似ている動物「見分け方」事典』(北澤功監修、木村悦子著、ペレ出版)は、よく似ている動物の見分け方が、質問と答え+イラスト+解説で、実に分かり易く示されています。
●ムササビとモモンガは大きさに注目――ムササビ=座布団、モモンガ=ハンカチ。「飛んでいるときの形は? ムササビ=五角形、モモンガ=長方形」。「群れでいる? ムササビ=NO、モモンガ=YES」。
●ピューマ、チーター、ヒョウ、ジャガーは模様に注目――ピューマ=無地、チーター=黒い点、ヒョウ=黒い輪、ジャガー=黒い輪の中に黒い点。「ヒョウには、突然変異によって全身が真っ黒の個体が生まれることがあります。クロヒョウとはいっても、全身が黒一色ではなく、光にかざしてみればちゃんと斑点模様があります」。
●タヌキとアライグマはひげの色に注目――タヌキ=黒ひげ、アライグマ=白ひげ。「アナグマはタヌキによく似ていますが、よく見るとタヌキよりもずんぐりむっくり体型で、走るのが遅いという弱点があります」。
●アルマジロとセンザンコウは「鎧」の形に注目――アルマジロ=板、センザンコウ=まつぼっくり。
●ダチョウとエミューは足の指の数に注目――ダチョウ=2本、エミュー=3本。
●インコとオウムは頭の羽に注目――インコ=羽なし、オウム=トサカ(冠羽)あり。「日本では、体の大きいものがオウム科、小さいものがインコ科だと思われがちですが、必ずしもそうではありません。たとえば、3歳児並みの知能があるともいわれるヨウムは大型でいかにもオウムの仲間のようですが、じつはインコ科の鳥です。逆に、人によくなつきペットとして人気のオカメインコは、『インコ』とつきますがオウム科となります」。
●スナメリとシロイルカは体の形に注目――スナメリ=スマートで細長い、シロイルカ=太めで円筒形。
●ジュゴンとマナティーは尾びれの形に注目――ジュゴン=三角形、マナティー=しゃもじ形。「日本ではジュゴンが人魚のモデルになったといわれていますが、西洋では人魚のモデルはマナティーだといわれています」。
●アシカとアザラシは耳たぶに注目――アシカ=耳たぶあり、アザラシ=耳たぶなし。「オットセイは耳たぶがあります。ですが、オットセイのほうが耳たぶが体に対して大きめです」。
●ヒラメとカレイは目の場所に注目――ヒラメ=左、カレイ=右。「目を上にして置いたとき、左向きになるのがヒラメ、右向きがカレイ」。
●ウナギとアナゴは口の形に注目――ウナギ=受け口、アナゴ=受け口でない。
●コイとフナは口元に注目――コイ=ひげあり、フナ=ひげなし。
●アブとハチは体形に注目――アブ=寸胴、ハチ=くびれあり。「翅の数は? アブ=2枚(1対が退化している)、ハチ=4枚」。
●ダンゴムシとワラジムシは触ったときの反応に注目――ダンゴムシ=丸くなる、ワラジムシ=丸くならない。
本書のおかげで、これからは、しっかり見分ける自信がつきました。