榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

史蹟の宝庫で、谷津田・里山を堪能できる手賀・印西を歩こう・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1300)】

【amazon 『手賀、印西を歩く』 カスタマーレビュー 2018年11月11日】 情熱的読書人間のないしょ話(1300)

千葉・印西を巡る散歩会(佐々木寛主宰)に参加しました。宝珠院観音堂(光堂)、観音寺、前方後円墳の上に造られた第六天神社、阿夫利神社、泉倉寺、歓喜院、小倉鳥見神社、浦部鳥見神社、月影の井、庚申塔を巡りました。秋の谷津田、里山に大いに癒やされました。因みに、本日の歩数は32,025でした。

手賀、印西を歩く――古代から近世への面影をたどって』(佐々木寛著、崙書房出版)は、著者が25年に亘り主宰している千葉の手賀・印西の史蹟巡りの記録集です。本書を読むと、手賀・印西が縄文時代から昭和に至る史蹟の宝庫であることが分かります。

手賀を歩く7コース、印西を歩く10コースが収録されているが、いずれのコースも、的を射た史蹟の説明、精確なコース地図、写真、史蹟から次の史蹟までの歩行所要時間、費用、問い合わせ先が記載されています。本書は散歩会のガイドブックとして活用できるだけでなく、個人が散歩する場合も心強い案内人になってくれます。スタート地点から、コースを巡り、ゴール地点に至るまでの歩き方が懇切丁寧に記されているからです。

私も印西の散歩会に年数回、参加しているが、縄文時代の貝塚、古代の前方後円墳、起源の古い神社や寺、中世の山城跡のみならず、沼と丘と田畑が織りなす谷津田や里山の風景も堪能することができます。東京から短時間で訪れることができる印西は、散歩愛好者にとって魅力が尽きることはありません。