夢のような緑一色の世界、紺碧の海の空中に浮かぶ小船、緑色のオーロラ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1669)】
落ち葉の道を歩くと、心が和らぎます。因みに、本日の歩数は10,102でした。
閑話休題、『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 ガイド編』(詩歩著、三才ブックス)では、著者自身が実際に訪れた世界、日本の絶景が紹介されています。絶景に出会う確率を上げるための方法が充実している点が、本書の最大の特徴と言えるでしょう。
世界の絶景では、ウクライナの「恋のトンネル」の緑一色の世界に目を奪われてしまいました。「線路沿い約3kmにわたり自然に形成された樹木のトンネル。そのロマンチックさから世界中のカップルが訪れる」。「はるか先まで続く緑のアーチは、まさに自然の芸術。恋人たちの聖地となるのも納得。ぜひ、カメラを手に物語のような世界を切り取りに行きましょう。蚊よけ対策は万全に!」。
イタリアの「ランペドゥーザ島」では、紺碧の海上で不思議な光景が展開されています。「地中海に浮かぶイタリア最南端の島。海水の透明度が高く、船がまるで空を飛んでいるように見える光景が話題に」。「世界中で一躍有名となったFlying Boatの風景を探し求め、一路イタリアへ。名所づくしのローマや風光明媚なギリシャの島も回り、憧れを叶える旅となりました」。
カナダの「イエローナイフのオーロラ」は、大空いっぱいに緑色のオーロラが広がっています。「イエローナイフはオーロラが多く出現する『オーロラベルト』に位置。遭遇する確率は3日で95%とも言われる」。「夜空に出現するカラフルな光のショー、オーロラ。一生に一度は見てみたい光景です。せっかくなら鑑賞できる確率が高いイエローナイフへ。設備が整っているのも魅力」。
日本では、東京都の「昭和記念公園」を、紅葉の季節にぜひとも訪れたいと思いました。「約100本のイチョウの落葉がつくり出す、300mもの『黄金色の絨毯』が美しい」。
新緑の季節には、長野県の「御射鹿池」に行ってみたくなりました。「鏡のように反射するモスグリーンの世界。東山魁夷の名画『緑響く』の題材である『御射鹿池』。新緑の木々が水面に映り込む光景はまさに絵画のよう。この風景を見るには、無風の日の出前がおすすめ。早朝は朝もやが残り幻想的」。
北海道の「青い池」は、文字どおり青い池と、池中に林立する枯れ木が絶妙なコントラストを作り出しています。「美瑛町にある人工池。アルミニウムを含む地下水が美瑛川の水と混ざりできた粒子に、光が反射して青く見える」。