許容力のある人間性と堅実な考え方が伝わってくる、市原悦子の言葉の数々・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1767)】
【amazon 『いいことだけ考える』 カスタマーレビュー 2020年2月15日】
情熱的読書人間のないしょ話(1767)
ツバキの原種・ヤブツバキが赤い花、白い花を咲かせています。赤い花をまとったウメの大木を見かけました。因みに、本日の歩数は10,756でした。
閑話休題、『いいことだけ考える――市原悦子のことば』(沢部ひとみ著、文藝春秋)には、飾り立てることなく、丁寧な生活を好んだ市原悦子の味わい深い言葉の数々が集められています。
●ついて行くだけじゃダメ。いつか自分が出なきゃダメなんです。
●モノを減らして、部屋も小さくして、リヤカーひとつで引っ越しできる、そんな暮らしが理想です。
●その日食べられて、大事な友達が数人いて、目の前の仕事をやるだけで満足。
●美しい人、醜い人はいない。人には、美しい瞬間と醜い瞬間があるだけ。
●女が幸せじゃなきゃ、男も幸せにならないのよ。
●食べられて、眠れて、排泄できれば、いうことはない。
●お互い入れ歯になっても『まんが日本昔ばなし』だけは続けようね。
●首根っこつかまれたように、(台)本に魅せられて。
●今を楽しくすることに集中しています。
●年をとることに希望を持ってね。
どの言葉からも、市原の許容力のある人間性と堅実な考え方が伝わってきます。