数学が苦手な私だが、『とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学』を読んで、よかったこと・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2352)】
【読書クラブ 本好きですか? 2021年9月25日号】
情熱的読書人間のないしょ話(2352)
今朝は、キジバト(写真1)の鳴き声で目が覚めました。ハクセキレイ(写真2)が鳴いています。クロツヤミノガ(写真3)の幼虫が作ったと思われる蓑を見つけました。ウンシュウミカン(写真4)が色づいてきました。
閑話休題、「読書クラブ 本好きですか?」の読書仲間の川窪東さんから薦められた『とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学』(西成活裕著、日経BP社)を手にしました。
「本書には、数学の細かな計算などは書いてありません。本書に書いてあるのは、そういうことではなく、『数学ってこんなに面白くて使えるのに、どうしてもっと仕事に生かさないの?』という僕の素朴な訴えなのです。・・・数学は物事の根源に関わっているので、ピタッと当てはまるとものすごい威力を発揮します。この威力を活用して商品開発に成功した事例も、いくつか経験してきました。・・・本書を通じて、ものづくりの現場に数学という新しい息吹が吹き込まれることを、そして、数学に対するさまざまな偏見がなくなることを願っています」。
この著者の言葉に励まされて、読み始めたものの、数学が大の苦手である私には、ちんぷんかんぷん。
ただ、「最適化・効率化(微分方程式)、未来を予測する(微分方程式)、熱と恋(フーリエ交換)、大局観を手に入れる(固有値)、危機を乗り越える(ゲーム理論)、仕事で使える幾何(曲率)、仕事で使える代数(回転)、仕事で使える解析(テイラー展開)、仕事で使える非線形(振動と波)」を、ぼーっとだがイメージすることができました。
巻末の「本書に登場した『偉い数学者』たち」は、興味深く読めました。
もう一つよかったことがあります。大学の関寛治先生のゼミで「ゲーム理論」を学んだことを懐かしく思い出したことです。