榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

プロが目指す野鳥撮影のレヴェルの高さに脱帽・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2379)】

【読書クラブ 本好きですか? 2021年10月22日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2379)

シオン(写真1、2)、シュウメイギク(写真3、4)が咲いています。雨中の我が家のハナミズキ(写真5)が紅葉しています。

閑話休題、写真集『クマさんの野鳥日誌』(熊谷勝著、青菁社)を読んで感じたことがあります。

私も野鳥撮影を趣味としているが、著者のようなプロフェッショナルと私のようなアマチュアとでは基本姿勢からして違うと思い知らされました。私が、その野鳥の形態がはっきり分かる、いわば図鑑に載っているような写真を撮ることを目指しているのに対し、この著者は、「ウメにウグイス」、「日本画のような色合いの水面に浮かぶオシドリ」、「厳冬期、その吐く息が写っているキセキレイ」、「両羽を広げて盛んにホバリングするハシブトガラ」、「青葉をバックにしたアオバト」、「カシワの枝葉と釣り合いいの取れたオオルリ」、「程よい黄緑色の森を背景にしたキビタキ」、「無色透明な水辺のハクセキレイ」、「水浴びするハヤブサ」、「こちらへ飛んできて最接近したオオタカ」、「左右の眉の辺りが白いシジュウカラ」、「鋭い眼光でこちらを睨みながら飛翔するノスリ」、「渡りのため海上へと飛び立つヒヨドリの群れ」、「白い雪に映えるイスカ」、「雪景色の山々を背景に飛ぶオジロワシ」、「こちらに視線を向けた正面顔のシマエナガ」、「ナナカマドの実を食べるツグミ」といったレヴェルを目指し、そのほとんどを実現しているのです。

この著者のレヴェルに近づこうとしても、私には到底無理なので、これまでどおり、図鑑的撮影に徹することにしました(笑)。