榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

SNSなどと「つながりすぎ」で悩んでいる人向けの本・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2393)】

【読書クラブ 本好きですか? 2021年11月5日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2393)

散策から帰宅すると、掃除中に、見慣れない真っ黒なチョウがミカンで吸蜜しているのに気づき慌てて撮ったけど、なかなか翅を開かないのよ、と撮影助手(女房)。何と、ルリタテハ(写真1~3)ではありませんか。この1カ月半、ルリタテハが現れそうな場所に何度も何度も足を運んだのに出会えなかったルリタテハが我が家にやって来るとは! しかも、私の留守中に! 散策中、オオスズメバチ(写真4~7)が獲物を捕らえ、幼虫の餌にするためにミートボール(肉団子)を作る様子を20cmという近さから観察することができました。ツワブキ(写真8、9)にホソヒラタアブ(写真9)がやって来ました。キタキチョウ(写真10)、ヒカゲチョウ(写真11)、ツマグロオオヨコバイ(写真12)をカメラに収めました。ユリノキ(写真13)が黄葉しています。因みに、本日の歩数は11,076でした。

閑話休題、『つながらない練習』(安藤美冬著、PHP研究所)は、SNSなどと「つながりすぎ」で悩んでいる人に有益なヒントを与えてくれる本です。

著者が実際にSNSをやめてわかった「6つのいいこと」が挙げられています。①時間が増える、②心にゆとりが生まれる、③余計な人がいなくなる、④承認要求と折り合いをつけられる、⑤直感が研ぎすまされ、ひらめきが降りてくる、⑥パワーがみなぎり、「本当にやりたいこと」をやるようになる。

「SNSとつながらない8つの練習――心をすり減らさない方法」、「情報とつながらない6つの練習――答えに迷わない方法」、「人とつながらない7つの練習――自分自身を守る方法」、「常識とつながらない7つの練習――自分らしく生きる方法」、「ネガティブな感情とつながらない7つの練習――穏やかに過ごす方法」の中から、読者自身が自分に合いそうな練習を試してみれば、道が開けることでしょう。

著者は、「つながらない練習」だけでなく、「つながる練習」も提示しています。「ハートとつながるための7つの練習――毎日がときめく方法」と「本当に大切なものとつながるための6つの練習――力強く進む方法」です。

私の場合は、メールはパソコンだけでやり取りし、スマホは電話と、植物名を調べるためのグーグル・レンズ機能しか使っていません。SNSは、フェイスブックのみに絞り、私の投稿に関するやり取りに1日30分、人々の投稿をチェックするのに30分と時間制限を設けています。そして、これ以外の時間は、「本を読む」、「書評を書く」、「写真を撮る」、「1日10,000歩以上歩く」ことに使っています。