榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

本当にちっちゃな庭に的を絞った庭づくりの実例集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2445)】

【読書クラブ 本好きですか? 2021年12月27日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2445)

ドウダンツツジ(写真1)の紅葉、クロトン(写真2、3)の葉、ネオレゲリア・カロライナエ(写真4)の葉、アンスリウム・アンドレアナム(写真5~7)の仏炎苞が目を惹きます。エクメア・ウェイルバチイ(写真8)が実を付けています。

閑話休題、『本当に小さな庭づくり――日陰でも大丈夫!』(髙山徹也著、日本文芸社)は、本当にちっちゃな庭に特化しています。

「庭に生えた一本の植木や玄関先に置かれた一鉢の寄せ植えによって、自宅でゆっくり過ごす時間がより豊かになり、日々の暮らしに彩りを添え、四季の移り変わりを感じさせてくれます。1m²程度の土の部分や直径40~50cmの大型プランターがあれば、シンボルツリーの株元に腰高程度の低木1~2種類と、花を楽しめる宿根草、葉形や色のバリエーションが豊富な多年草を組み合わせると、立派なスモールガーデン(小さな庭)ができあがり、日々の生長とともに、春の芽吹きやきれいな花、かわいい実、赤~オレンジ~黄色に色づく紅葉などの変化を楽しむことができます」。

日照に恵まれない日陰や、奥行き15cm程度の狭い道路脇の植栽スペース、細長い庭など、一見すると庭づくりには不向きなスペースでも工夫次第で楽しめることを、数々の実例によって教えてくれました。本当にちっちゃな庭に的を絞った庭づくりの実例集です。