榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

「写真俳句」の提唱者・森村誠一の「写真俳句」の勧め・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2480)】

【読書クラブ 本好きですか? 2022年1月31日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2480)

我が家の上空で囀るカワラヒワ(写真1、2)が朝陽に輝いています。庭ではキジバト(写真3、4)が餌を啄んでいます。ニホンズイセン(写真5)、キズイセン(写真6)が咲いています。ユズ(写真7)、キンカン(写真8)が実を付けています。私の榎戸(エノキド)という名字の元になっているエノキ(写真9)には親しみを感じます。

閑話休題、『表現力を磨く よくわかる「写真俳句」――上達のポイント』(森村誠一作品協力、中村廣幸監修、メイツユニバーサルコンテンツ)は、「写真俳句」の提唱者・森村誠一の「写真俳句」の勧めです。

「人生とは、一人一人の繰り返しのきかない貴重な試みである。それを有意義にするも無意味にするも本人の生き方次第であるが、どんなつまらないように見える人生でも、それぞれのドラマがある。そのドラマを記録しなければ、本人自身も忘れてしまい、本人がこの世に生まれ、存在した事実すら消えてしまう。文字通りの無意味になる。自分史を書くためには、大量の文字を必要とするが、俳句に人生を凝縮すれば、十七文字で人生を記録できる。これに写真を添えれば、主観性の強い俳句に客観性を添えて、記録としての価値は相乗効果を発揮するであろう」。

写真に添えられた森村の俳句――
●風薫る彼方に君のうなじあり
●入道雲置き傘ひとつ人ふたり
●梅が香を煮つめる藍や星を溶く

フェイスブックやインスタグラムなどのSNSを活用して、作品を発表することを勧めています。森村の「写真俳句」は俳句+写真だが、私は書評+写真を毎日、ブログとフェイスブックに載せ続けています。俳句+写真にも挑戦してみようかな。