榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

図書館や大型書店で採用されている日本十進分類法とは・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2542)】

【読書クラブ 本好きですか? 2022年4月3日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2542)

スノウフレイク(スズランズイセン。写真1、2)、ムスカリ(写真3)、トキワマガリバナ(イベリス・センペルヴィレンス。写真4、5)が咲いています。

閑話休題、『図書分類からながめる本の世界』(近江哲史著、日本図書館協会)は、日本の多くの図書館が採用している「日本十進分類法」を説明しながら、それぞれの類の推薦本を挙げています。

「日本十進分類法を知ると、本の区分がわかる。ということは、知識が区分されていることがわかり、世の中にはいろいろな知識が存在するということを知るのである」。

一番大きな分類は、こうなっています。
0類=総記・・・「総記」とは「その他大勢」の話か
1類=哲学・・・「哲学・宗教」だっておもしろい
2類=歴史・・・「歴史・地理」で物知りになる
3類=社会科学・・・「社会科学」はお堅い本が多いけれど
4類=自然科学・・・「自然科学」に苦手意識はご無用
5類=技術・・・「技術・工学」はちょっと難しいか
6類=産業・・・「産業」は現代人には有用な話
7類=芸術・・・「芸術・体育」で意外なことも
8類=言語・・・もっとも本の少ないのが「言語」
9類=文学・・・図書館の本の半分は「文学」書

私も、知識は分類から始まり、整理も分類から始まると考えています。