榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

進化しつつあるAIは、それぞれの業界でどのような活躍をしているのか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2639)】

【読書クラブ 本好きですか? 2022年7月8日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2639)

ガウラ(ヤマモモソウ、ハクチョウソウ。写真1、2)、ヤマハギ(写真3)、キキョウ(写真4、5)が咲いています。ガガンボの一種(写真6)の胸部にダニが寄生しています。あちこちで、ニイニイゼミの抜け殻(写真7~11)を見つけました。我が家の庭の片隅でツユクサ(写真12)がひっそりと咲いています。

閑話休題、『図説まるわかり AIのしくみ――人工知能の全体像から各技術までイラスト解説で迷わずわかる』(三津村直貴著、翔泳社)で、とりわけ私が注目したのは、「他分野と交わり進化するAI――それぞれの業界でどのような活躍をしているのか」の章です。

●医療AI①――臨床現場を助ける
▶症状や検査結果から疾患や治療法を提案してくれる診断AI
▶手術を直接的にも間接的にも支援する手術支援AI
▶手術前のリソース配分や術後のリスク管理にもAIが関わる
▶AIの活躍によって救われた事例も増えている

●医療AI②――難解な領域で進むAI利用
▶AIで病気の原因部位を特定し、部位に効く化合物を絞り込む
▶AIによって開発だけでなく治験のプロセスも効率化される
▶AIによって遺伝子解析の効率が上がり、悪性腫瘍を迅速に見つけられるようになった
▶遺伝子解析によって疾患を予測することもできるようになった

●医療AI③――成長に必要なデータの整備
▶医療データは特に扱いの難しい「要配慮」に分類される
▶認定事業者による匿名処理を行ってデータベースが作られる
▶研究・臨床双方の目的でデータベースは利用されている

●フィンテック①――データ分析の自動化
●フィンテック②――顧客対応とデータ管理

●ロボティクス①――活動範囲を広げるロボット
●ロボティクス②――人間社会で働くロボット

●自動運転車①――人間が関わるレベル0~3
●自動運転車②――全てを任せるレベル4~5

●ドローンや無人機、軍事技術への応用

●ハードウェア①――AIを変える新しいコンピュータ
●ハードウェア②――2種類の量子コンピュータ

●RPA(ソフト的な単純作業の自動化)①――注目が集まる業務の効率化
●RPA②――AIで広がる自動化の領域