生徒たちを読書好きにするにはどうしたらいいかを研究・実践している教師たちの熱意が籠もっている本・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2701)】
【読書クラブ 本好きですか? 2022年9月8日号】
情熱的読書人間のないしょ話(2701)
ケイトウ(トサカケイトウ。写真1、2)が咲いています。コゴメガヤツリ(写真3)、オンブバッタ(写真4)、ツマグロヒョウモンの雌(写真5)をカメラに収めました。
閑話休題、子供が読書好きになるか否かは、育つ環境によるところが大きいと、私は考えています。
『読書家の時間――自立した読み手を育てる教え方・学び方[実践篇](改訂版)』(プロジェクト・ワークショップ編、新評論)には、生徒たちを読書好きにするにはどうしたらいいかを研究・実践している教師たちの熱意が籠もっています。
例えば、「読みタイムのマナー」は、こう手書きされています。「①好きなもの、読みたいものを読む。②ひたすら読む。③話す時は、ひそひそ声で。④読みたい場所で読む。⑤先生が話しかけたら読むのをすこしやすんでね」。
「ふせんの使い方」は、こう手書きされています。「●いいな~、●心が動いたところ(悲しい、やさしい、感動、ハラハラ、うれしい、ワクワク、ドキドキ)、●気になる言葉、●いいと思う場面、●ふしぎ、なぞ、しつもん、●わかったこと――ふせんに書いて、ピタ」。
巻末の「『読書家の時間』おすすめ本リスト」が、大いに読者の役に立つことでしょう。「読み聞かせ・考え聞かせで使った本」、「低学年のおすすめ本」、「中学年のおすすめ本」、「高学年のおすすめ本」、「詩のおすすめ本(低学年)」。「詩のおすすめ本(中学年)」、「詩のおすすめ本(高学年)」。「中学生の思考を動かす絵本――海外の絵本、日本の絵本」、「その他、本書で紹介されている子どもたちへのおすすめ本」、「読書家の時間を実践するのに参考となる本とウェブサイトのリスト」と、充実しているからです。