榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

防衛省の元幹部3人が正面から、憲法9条改定に反対、憲法9条を守ると宣言・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2986)】

【読書クラブ 本好きですか? 2023年6月20日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2986)

6月に入って5度目の挑戦で、遂に、念願のミドリシジミの雄(写真1~4)を撮影することができました。ハグロトンボの雄(写真5、6)、雌(写真7~9)、アカネ属の一種(写真10)、オオシオカラトンボの雄(写真11)、雌(写真12)、タヌキ(写真13、14)をカメラに収めました。因みに、本日の歩数は14,379でした。

閑話休題、自衛隊員は全員が憲法改定を望んでいると思い込んでいた私にとって、『我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る――防衛省元幹部3人の志』(小池清彦・竹岡勝美・箕輪登著、かもがわ出版)は、驚きの一冊です。

自衛隊を統括する防衛省の元幹部3人――教育訓練局長、官房長、政務次官――が正面から、憲法9条改定に反対、憲法9条を守ると宣言しているからです。

その主張は、このようなものです。

●戦争は惨めだ、軍事国家になってはならない。
●太平洋戦争への無反省を反省せよ。
●自民党新憲法草案を憂う。
●戦争不可能な憲法をなぜ戦争可能なものにするのか。
●自衛官は海外で戦争するために志願したのではない。
●対米貢献で自衛隊員が命を落としてはならない。
●奉仕活動の強制は徴兵制に通じる。

●過去の戦争を繰り返さぬために新憲法ができた。
●憲法9条のおかげで国民が血を流さずにすんだ。
●平和な日本が続くことを願う。
●外国は被爆国日本の憲法9条を高く評価している。
●戦争は血を流す政治、外交は血を流さない政治。
●安保条約を友好条約へ。

私自身も、著者たちの主張に全面的に賛成です。