榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

書き出しがつまらなかったら、読んでもらえないよ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3014)】

【読書クラブ 本好きですか? 2023年7月19日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3014)

ヤブカンゾウ(写真1~3)が咲いています。アカジソ(写真4)が育っています。

閑話休題、『文章は「つかみ」で9割決まる』(杉山直隆著、日本実業出版社)は、「つかみ」、すなわち文章の書き出しがつまらなかったら、読んでもらえないよ、と断言しています。

効果的な「つかみ」のヒントが14挙げられています。
①セリフからはじめる。
②「問い」にする。
③数字を入れる。
④データを加える。
⑤常識や先入観を否定する。
⑥「抽象的な言葉」で匂わす。
⑦「なじみのない言葉」を使う。
⑧「例」を羅列する。
⑨文章や単語を繰り返す。
⑩オノマトペを使う。
⑪ナレーションを入れる。
⑫イベント仕立てにする。
⑬「サスペンス」風にしてみる。
⑭「書簡体小説」風に書いてみる。

早速、順に試してみて、これはというものにぶつかったら、それを使いこなすことにしようと密かに考えている私。