榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

大谷翔平が圧倒的な向上心を燃やし続けられるのはなぜか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3016)】

【読書クラブ 本好きですか? 2023年7月21日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3016)

千葉・柏の「あけぼの山農業公園」では、ヒマワリ(写真1~5)が見頃を迎えています。オオガハス(写真7、8)が咲いています。不鮮明だがパトロール中のギンヤンマ(写真9)、ナガサキアゲハの雄(写真10~12)、ニホンアマガエル(写真13)をカメラに収めました。

閑話休題、大谷翔平の限りない向上心の背景を知りたくて、「AERA 2023年7月24日号」(朝日新聞出版)の特集「大谷翔平の軌跡 大谷翔平 圧倒的な向上心」をむさぼるように読みました。

大谷の圧倒的な向上心の秘訣を、私なりに6つにまとめてみました。

第1は、先入観を持たない。
「先入観は可能を不可能にする」。

第2は、自分が目指したいものをはっきりさせ、「マンダラチャート」の中心の升(ます)に書き込む。
「ドラ1 8球団」(大谷が高校1年生の時に書き込んだ目標)。

第3は、その目標達成に必要な要素を目標の周りの8升に書き込む。
「体づくり」、「コントロール」、「キレ」、「スピード 160km/h」、「変化球」、「運」、「人間性」、「メンタル」(大谷が書き込んだ8要素)。

第4は、その要素実現に必要な具体的な行動を、それぞれの要素の周りの8升に書き込む。従って、具体的な行動は合計64となる。
例えば、「運」の周りには、「あいさつ」、「ゴミ拾い」、「部屋そうじ」、「審判さんへの態度」、「本を読む」、「応援される人間になる」、「ブラス思考」、「道具を大切に使う」。「人間性」の周りには、「感性」、「愛される人間」、「計画性」、「感謝」、「継続力」、「信頼される人間」、「礼儀」、「思いやり」(大谷が書き込んだ具体的な行動)。

第5は、壁に貼った「マンダラチャート」を見て、具体的な行動を継続する。

第6は、日誌に、その日にできたこと、できなかったことを仕分けして書き、目標達成に向けて明日はどうするかを考える。

向上心を燃やし続け、驚異的な実績を上げている大谷というのは、我々の想定を遥かに超える凄い人物、まさに、ユニコーンですね!

彼の「マンダラチャート」と日誌は、若い人たちには、大いに参考になるでしょう。私のような老骨が大谷の真似をすることはとても無理だが、取り敢えず、「ゴミ拾い」から始めてみようと考えています。