異常なし　帰りの道は　スキップし･･･【情熱的読書人間のないしょ話（3076）】

オオベニウツギ（ウェイゲラ・フロリダ）‘ヴァリエガータ’（写真1）、キバナコスモス（写真2、3）が咲いています。我が家の庭師（女房）から、うちでもシロバナマンジュシャゲ（写真5）が咲き出したわよ、との報告あり。

閑話休題、『シルバー川柳　天真らんまん編――笑いあり、しみじみあり』（みやぎシルバーネット・河出書房新社編集部編、河出書房新社）は、高齢者なら思わず頷いてしまう川柳が満載です。

●八十代　八方美人は　もうやめる

●一秒で　補聴器入れ歯　すまし顔

●プチプチを　つぶして過ごす　プチ別居

●診察日　ブランド服着て　ヒールはく

●終活の　本だけ読んで　終えた気に

●見やすくて　捨てなきゃ良かった　こども図鑑

●詳しくは　ホームページと　ジジ泣かせ

●湯上がりの　妻の色気に　我忘れ

●年きかれ　三才さばよむ　婆心

●ゴミ出す日　嫌な世相も　袋詰め

●一人きり　裸族になって　風呂上がり

●キッチンは　対面式でも　相手なし

●異常なし　帰りの道は　スキップし

●むきになる　杖持つ人に　追い越され

●薬局は　処方するのに　「処方せん」

●ばあさんが　鬼と化したる　特売日

●背をのばせ　箸の持ち方　叱る妻

●定年後　増えるトイレと　妻の指示

●立ち読みで　献立見たが　もう忘れ

●亡き夫（つま）の　好物揃え　黙食す

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