榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

本を読みたくても読むことができない状態になっても、大活字本、電子書籍、音声図書などがある!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3088)】

【月に3冊以上は本を読む読書好きが集う会 2023年10月1日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3088)

生物観察仲間の柳沢朝江さんたちが保護・観察しているフジバカマ(写真1~5)が咲いており、ツマグロヒョウモンの雄(写真5)など各種のチョウが飛び交っています。そのうち、アサギマダラも訪れてくれるといいのだが。散策中、ヒメアカタテハ(写真6、7)、キタキチョウ(写真8)、ウラギンシジミの雄(飛翔中に見えた翅の表面から雄と識別。写真9)、キマダラセセリ(写真10)、ガのナカグロクチバ(写真11)、ガのホシホウジャク(写真12)、ショウジョウトンボの雄(写真13)、ホソハリカメムシの幼虫と思われる個体(写真14)、コガモ(写真15)をカメラに収めました。因みに、本日の歩数は12,565でした。

閑話休題、棺桶に入る直前まで本を読みたいと念じている私にとって、『読書バリアフリーの世界――大活字本と電子書籍の普及と活用』(野口武悟著、三和書籍)は、希望をもたらしてくれました。因みに、本書は大活字本です。

本を読みたくても読むことができない状態になっても、大活字本、電子書籍、音声図書(オーディオブック、録音図書)などがあるというのです。

「『目が見えにくくなったから、もう歳だし、本を読むのはやめよう』とあきらめてしまいますか。どうかあきらめないでください。『本の飢餓』も『プリントディスアビリティ』も加齢に伴う読みづらさも、決して自分に障害があるからとか、歳だから仕方ないなどと、思わないでほしいのです。『読みたくても読めない状態』は、その状態にある個々人のせいではないのですから」。「本の飢餓」は、視覚障碍者が利用しやすい様式の書籍(例えば、点字図書、録音図書、大活字本など)の入手が難しく、読みたくても読めない状態にあることを表しています。「プリントディスアビリティ」は、視覚障碍はなくても、視覚による表現の認識が困難なことを意味しています。