人生後半は好きに生きていい!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3099)】
トノサマバッタの交尾(写真1。上が雄)を目撃しました。トノサマバッタは緑色型(写真2)か褐色型(写真3)かには関係なく交尾するのですね。生物観察仲間の柳沢朝江さんたちが保護・観察しているフジバカマが見頃を迎えており、キタテハたちが乱舞しています(写真4~8)。コミスジ(写真9)、ガのエビガラスズメの幼虫(写真10、11)、オオアオイトトンボの雄(写真12)、雌(写真13)をカメラに収めました。クサギ(写真14、15)が実を付けています。クヌギ(写真16)の実が落ちています。因みに、本日の歩数は16,899でした。
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閑話休題、『老いては「好き」にしたがえ!』(片岡鶴太郎著、幻冬舎新書)を読んで、片岡鶴太郎と同じ生き方をするのはとても無理だが、老年期を生きる重要なヒントがいくつか得られました。
●仕事から退いたとしても、人生はそこで終わりではありません。それどころか、仕事上の責任から解放され、家族を養うといった役割から離れられ、ようやく自分のやりたいことや好きなことに熱中できる時間。贅沢で貴重な時間となるのではないでしょうか。
●自分が何かを始めたがっていることに、最初は私自身も気づいていないんですね。潜在意識の中に、顕微鏡で見なければわからないほど小さいシード(種)がある。シードとは、「気づいていない能力」とも言えるかもしれません、そのシードは心の中に無数にあって、ふとした瞬間に「発芽したい」とサインを送ってきます。それを見逃さずにキャッチして、心の赴くままに行動してみる。それこそが「自分のやりたいこと」であり、これが何にでも大体共通している、私の「始める動機」でもあります。
●どんなに努力しても、誰もが死から逃れることはできません。だとしたら、お迎えが来るのをただ漫然と待っているよりも、自分の心の赴くままに好き勝手に生きるほうが、後悔のない人生を送れるのではないでしょうか」。・・・「今の自分は何をすべきか」「今日は何をするべきか」を考えて、ひたすら目の前のことに取り組んでいます。私の行動は勝手と思われるかもしれませんが、他人の意見や、他人から自分はどう見えるかは気にならないのです。結局、他人は他人、何より大切なのは自分ですから。
●私は、今日の自分は昨日とは違う自分になっていたいんです。だから、昨日の自分に戻りたいとは一切思ったことがありません。「昔は良かった」と昔話をするよりも、「今日の自分がいちばん」だと楽しんで、生きたい。死と同様に、老いは誰しも避けて通れません。否が応でも、身体が若い頃よりも後退する。けれど、私は「老いは変化のチャンス」だと思うのです。老いて失うものがあるからこそ、シンプルになって、自分が本当に欲していることは何か気づくことができる。