榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

1000人以上の東大生のノートを分析してみたら・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3234)】

【読書の森 2024年2月23日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3234)

本日は雪後雨――。このような天候でも、我が家の餌台「空中楽園」にはメジロ(写真1~4)たちが、「カラの斜塔」にはシジュウカラ(写真5~8)たちがやって来ます。

閑話休題、東大生というのは18歳時点で一定水準以上の暗記力を有し効率的な受験技術を習得している者と私は定義しているが、そういう人間がどういう思考法を採用しているかを知ることは無駄ではないと考えています。そこで、『「思考」が整う東大ノート。』(西岡壱誠著、ダイヤモンド社)を手にしまた。

「1000人以上の東大生のノートやメモを集めて、『どんなノートを作れば頭がよくなるのか』『賢い人の思考回路はどのようにノートに表れているのか』を徹底的に分析した結果を、本書では紹介しています」。

著者の分析結果を見てみましょう。

●ノートは情報を「整理・理解・変換」するためのもの。

●ノートには、分解して整理する「メモノート」、覚えやすい形にする「インプットノート」、自分なりに解釈して深く理解していく「アウトプットノート」の3種類がある。

●情報をわかりやすい大きさまで分解し、頭を整理することで理解できるようなノートの取り方をするのが、メモノート。

●情報をうまく整理することで記憶量を増やすノートの取り方をするのが、インプットノート。

●自分なりに要約して、理解し、その情報を自分の中で定着させていくノートの取り方をするのが、アウトプットノート。

●事実に立脚して、原因や打ち手を考えていく。

●アウトプットを前提にすると、インプットの質が良くなる。

「(AI活用が可能な現代でも)ノートやメモを取らないで勉強することは不可能だと僕は思っています。なぜなら、ノートを作ったりメモを取ったりしないと、情報は頭の中には入らないからです。情報を覚えて、自分の思考を整理し、自分で使えるようになるためには、やはり自分の言葉でノートやメモに言い換えていく作業というのが必要不可欠なのです」。著者の主張に同意!