得意澹然、失意泰然・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3510)】
自然観察会に参加しました。ヌルデ(写真1、2)が紅葉、ヤマノイモ(写真3)が黄葉しています。残念ながら、深刻なナラ枯れ(写真4)が進行しています。キダチダリア(別名:コウテイダリア。写真5、6)、チユウキンレン(学名:ムセラ・ラシオカルパ。写真7~9)、ツクバトリカブト(写真10)が咲いています。マムシグサ(写真11)が実を付けています。ヒマラヤスギの雄花(写真12、13)、雌花→球果の先端(バラの花のような形をしているので、シダーローズと呼ばれる。写真14)が落下しています。ゲットウとその実(写真15~17)、マンネンタケ(別名:レイシ。写真18)をカメラに収めました。久しぶりにニホンヤモリ(写真19)が来ているわよ、と女房の声。
閑話休題、『仲野教授の この座右の銘が効きまっせ!』(仲野徹著、ミシマ社)で興味深いのは、著者自身が好きな座右銘と嫌いな座右銘の双方が挙げられていることです。
私も気に入った座右銘は――
●自處超然(じしょちょうぜん。自分自身に関しては世俗にとらわれない)
處人藹然(しょじんあいぜん。人と接する時は藹々として楽しませる)
有事斬然(ゆうじざんぜん。事ある時は勇断を持って迅速におこなう)
無事澄然(ぶじちょうぜん。何もない時は心を澄んだ状態におく)
得意澹然(とくいたんぜん。得意な時ほど淡々と謙虚にふるまう)
失意泰然(しついたいぜん。失意の時こそゆったりとかまえる)――崔後渠
●確実に予見できる出来事が一つだけある。それは、自分がいずれ死ぬということである。――フランソワ・ジャコブ
●神よ 変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。――ラインホールド・ニーバー
●生きてるだけで丸もうけ――明石家さんま(諸説あり)
●人間、笑えるときに笑っておけ。いつか泣く日がくるのだから。――升田幸三