病気の最新の正しい知識を得たい人に最適な入門書・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3576)】
【読書の森 2025年1月18日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3576)
思いがけない場所で、ルリビタキの雌(写真1~3)に出くわしました。ジョウビタキの雌(写真4)、スズメ(写真5~7)、モズの雌の若鳥(写真8、9)、ヒヨドリ(写真10)、コサギとカワウとアオサギ(写真11)をカメラに収めました。落下している直径7cmのメジロの巣(写真12)を見つけました。ヒクイナの撮影には失敗(涙)。因みに、本日の歩数は13,178でした。
閑話休題、自分や家族、親しい人が罹っている病気、罹る可能性が高い病気について、最新の正しい知識を得たいという人には、『病気の地図帳――The Atlas of Human Diseases(増補改訂版)』(矢﨑義雄監修、講談社)をお薦めします。
●リアルで精緻なイラストレーション、●体の仕組みが分かる図解、●病気の全体像が掴める解説、●各科の専門医による最新知識――が充実している入門書だからです。
例えば、胃がんの原因は、「最近の研究から、胃がんの発生にはヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)感染が深く関連していることが明らかになっている。胃がん患者の99%はピロリ菌に感染しており、生来、感染していない場合に胃がんが発症することはまれである。ほかに、塩分の過剰摂取や喫煙がリスク因子である」と記されています。
それぞれの病気について、原因、発症の仕組み、病態、症状、治療、経過、合併症などが、イラスト+図解+解説で素人にも理解できるよう工夫されています。
私が罹る可能性が高い病気――脳梗塞、白内障、狭心症、気管支喘息、膵がん、前立腺がん、脊柱管狭窄症、高血圧症、動脈硬化症、脂質異常症――の全体像について、大変勉強になりました。