榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

伝わる文章を書くコツは、自分で問いをつくって、その問いに答えるようにすること・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3618)】

【読書の森 2025年3月2日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3618)

キズイセン(写真1)、ホトケノザ(写真2)、ヒメリュウキンカ(写真3)が咲いています。千葉・松戸の熊野神社には雛人形が飾られています(写真4~9)。我が家の小さな雛人形(写真10、11)。

閑話休題、『一度読んだら絶対に忘れない文章術の教科書』(辻孝宗著、SBクリエイティブ)は、「自分で問いをつくって、その問いに答える」ようにすれば、うまい文章、伝わる文章を書けるようになると断言しています。

そのためには、3つのステップを踏めばよいというのです。
ステップ1=「大きな問い」を立てる。「大きな問い」とは、その文章を書く、まさに目的となる質問のこと。
ステップ2=「大きな問い」を「小さな問い」に分解する。
ステップ3=「小さな問い」の答えを出す。複数の「小さな問い」に対して一つずつ答える。

問いが具体的であるほど、文章は書きやすいとアドヴァイスしています。

「大きな問い」を「小さな問い」に分解する方法には、4つのパターンがあります。
①具体化=「具体的には?」と問う。
②抽象化=「抽象的には?」と問う。
③原因・根拠・動機=「そう思ったのは(そうしようと思ったのは)、なぜ?(何が原因?)」と問う。
④比較=「他と比較して、なぜ?」と問う。

問いの答えは、あくまで自分で出さないといけません。

どうしても答えが出ないときは、「答えが出ない問い」を「違う問い」に分解してみることを勧めています。

早速、試してみようっと。