榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

ユダヤ民族が信じる神ヤハウェの怒りっぽいことといったら・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3658)】

【読書の森 2025年4月9日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3658)

ムクドリ(写真1)、ツグミ(写真2)、水浴びするハシボソガラス(写真3)をカメラに収めました。ソメイヨシノ(写真4、5)、ヒュウガミズキ(写真6、7)、オウバイモドキ(別名:ウンナンオウバイ。写真8)、ブルビネラ・フロリバンダ(写真9、10)、スノウフレイク(別名:スズランズイセン。写真11、12)が咲いています。セイヨウカナメモチ(英名:レッドロビン。写真13、14)の赤い若葉が目を惹きます。我が家の庭師(女房)から、うちでもモクレン(別名:シモクレン。写真15、16)、クルメツツジ(キリシマツツジ。写真17)が咲き始めたわよ、との報告あり。

閑話休題、大人のための大型絵本『絵で見る聖書物語』(梅田紀代志絵、戸松大洋文、論創社)のおかげで、『旧約聖書』と『新約聖書』の世界を俯瞰することができました。

バビロンの捕囚となっていた人々がエルサレムに帰還し、ヤハウェの神殿を再建し、「モーセの律法」やユダの民の「伝統的習俗」を重視するユダヤ教を確立。その教義として、前4世紀頃には『旧約聖書』が成立しました。

しかし、「律法」やユダヤ人の伝統的習俗を重視するあまりユダヤ教の信仰が形式化すると、紀元前後のユダヤで、「神の恵みはユダヤ人だけでなく、悔い改めた全ての人間が享受できる」と説いたのが、イエスです。

『旧約聖書』の「天地の創造」、「楽園を追放されたアダムとエバ」、「洪水を生き延びたノアの家族」、「バベルの塔」、「カナンへ旅立つアブラハム一族」、「イスラエル十二部族の誕生」、「神の使命を受けたモーセ」、「巨人ゴリアトを倒したダビデ」、「イスラエルを統一したダビデ」、「ソロモン王の即位と裁き」、「イスラエル王国の分裂」、「ユダ王国の滅亡とバビロン捕囚」――などの場面が生き生きと再現されています。それにしても、ユダヤ民族が信じる神ヤハウェの怒りっぽいことには驚かされます。

『新約聖書』の各場面も臨場感豊かに描かれています。