私たちが歩くと、その海馬で、瑞々しいニューロンが次々と誕生する・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3706)】
けたたましく囀るホトトギスを求めて森の中を進んでいき、林縁の高木に辿り着きました(写真1)。粘って漸く姿を見つけたが、撮影には失敗(涙)。その近くの家の女主・Hさんによれば、連日、ホトトギスとウグイスが鳴いているとのこと。ホトトギスは隙を狙って托卵しようと、ウグイスの巣の近くにいるのです。そして、家の前のタヌキ、アライグマ、ハクビシンたちの獣道(写真2)を教えてくれました。枝被りだがサシバの雌(写真3)、ムクドリ(写真4)、オオヨシキリ(写真5、6)をカメラに収めました。樹液にゴマダラチョウ(写真7、8)、アカボシゴマダラ(写真9)、サトキマダラヒカゲ(写真10、11)、モンスズメバチ(写真12)、シラホシハナムグリ(写真13)が集まっています。コアオハナムグリ(写真14、15)、キタテハ(写真16、17)、ヒメウラナミジャノメ(写真18、19)に出会いました。マムシグサ(写真20)が咲いています。因みに、本日の歩数は13,126でした。
閑話休題、『歩く――マジで人生が変わる習慣』(池田光史著、ニューズピックス)は、最初のページから最終ページまで、歩け! 歩け! という号令のオン・パレイドです。
●歩くとアイディアが降ってくる。
●15分以上のウォーキングを週3回取り入れると、アルツハイマー病の発症率を35~40%抑えられる。
●週150分のウォーキングを行う人は、運動をしない人に比べて、平均して3.4~4.5年の寿命延命が見込まれる。
●ウォーキングによって増加した海馬の体積は、血液中のBDNF(脳由来神経栄養因子)と呼ばれる物質の増加と相関している。この栄養素のようなBDNFが海馬の中で作用して、新しい神経細胞(ニューロン)を作り出したり、既存の神経細胞の枝分かれを促して成長させたりする働きがあることが分かっている。
●人間の幸せは、動物として快調かどうかにかかっている。
●人の脳は動くことで進化したのだ。進化によって人間の体は作られたのだ。それが分かれば、現在の座ってばかりの生活が、体と心にどれほど悪いかということも理解できる。現代人が健康で幸せに生きるために、進化の結果、すなわち歩くことを利用すべきだ。
著者の習慣化の勧め
▶歩きながらアイディアを考える。
▶週に3回、40分のウォーキングを習慣化する。
▶定期的に自然の中を歩く。
毎日10,000歩以上歩くことを心がけている私は、我が意を得たりとほくそ笑んでいます。よーし、歩いて歩いて歩き回り、健康寿命105歳を目指すぞ!