イラストと図解が豊富な病理学の入門書・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3720)】
【読書の森 2025年6月3日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3720)
私の野鳥観察コースのごく近くに、大きな書棚を備えた、ゆったりした休憩場所があることに気づきました。近年、企業が従業員だけでなく、地元住民にも開放するという、このようなケースが散見されますね。
閑話休題、『いちばんやさしい 病理学――はじめてでもスラスラ読めるオールカラー図解』(下田将之監修、成美堂出版)は、病理学の入門書として、豊富なイラストと図解など、さまざまな工夫が凝らされています。
●細胞診断(細胞診)と組織診断の違い
●「がん」と「癌」と「腫瘍」と「悪性新生物」の違い
●肉芽腫と肉芽組織の違い
●異型性と異形成の違い
●がんの多段階進展説
●がんの2ヒット説
●数十から数百のがん関連遺伝子を一度に調べる「がん遺伝子パネル検査」
●AIによるがん診断
――などについて学ぶことができました。