難聴は認知症のリスク! 聞こえにくさは「耳トレ」で改善できる!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3749)】
早朝、高らかに囀るヒヨドリ(写真1)に起こされました。ナミテントウ(写真2)、オオカマキリまたはチョウセンカマキリの幼虫(写真3)をカメラに収めました。ハグマノキ(別名:ケムリノキ、英名:スモーク・ツリー。写真4~6)、クチナシ(写真7)、テッポウユリ(写真8)、クレマチス(写真9)、キバナコスモス(写真10~12)が咲いています。
閑話休題、『難聴の悩み解消法――1日1分! 耳トレ』(坂田英明著、内外出版社)のおかげで、難聴について、いろいろ学ぶことができました。
●難聴は加齢に伴い増える。加齢性難聴は、高い音から聞こえにくくなるという特徴がある。
●加齢性難聴は、内耳から脳に至る音を感じる部分に障害が起こった状態の感音難聴である。加齢に伴い内耳の有毛細胞がダメージを受けて数が減少したり、働きが悪くなることによって、振動を電気信号に変換する力が衰え、音を感じにくくなり、脳に伝わる情報量が減ってしまうのである。
●聞こえが悪くなると、周囲とのコミュニケーションが減り、活動量なども低下して、認知症のリスクが高まる。
●医学的には、いったん低下した聴力を取り戻すことはできない。しかし、聞こえにくさは改善できる。音のセンサーである有毛細胞の働きを高めて、脳へ音を伝える伝達力をよくすること、また、脳での処理能力を高めれば、音の理解力がよくなり聞き取る力を改善できるというのだ。
●難聴の進行を食い止め、聞こえをよくするための「耳トレ」が奨励されている。
【内耳にアプローチ=運動篇】
▶耳スクワット
▶しこ踏み
▶タオル踏み運動
▶ふくらはぎほぐし
▶耳裏ほぐし
▶4・4・4呼吸(4秒かけて鼻から息を深く吸い込む→4秒間、丹田をイメージして息を溜め込む→4秒かけて口から息を吐き出す)
▶耳まわりさすり
▶顎関節ほぐし
▶ツボ押し
【脳にアプローチ=聴覚篇】
▶クラシックや楽器の楽曲を聞く
▶朗読を聞く
▶字幕を見ずにニュースを聞く
▶速聴トレ
▶さまざまな種類の音を聞く
▶井戸端会議をする
各「耳トレ」の具体的な方法が、分かりやすく図解されています。
耳掃除はするな! と呼びかけています。
補聴器の正しい選び方・使い方も示されています。