世界のフクロウ53種の生態が活写されている大型写真集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(786)】
【amazon 『世界で一番美しいフクロウの図鑑』 カスタマーレビュー 2017年6月18日】
情熱的読書人間のないしょ話(786)
野鳥観察会に参加し、チュウダイサギを見つけました。白いサギはダイサギ、チュウサギ、コサギの3種を見分ければいいと考えていたのですが、野鳥に造詣の深いFさんから、亜種のチュウダイサギも含めて同定する必要があるとアドヴァイスされました。ムクドリの雛たちが群れています。ホオジロが囀っています。クサフジが紫色の花を付けています。
閑話休題、『世界で一番美しいフクロウの図鑑』(マイク・アンウィン著、デヴィッド・ティプリング写真、五十嵐友子訳、エクスナレッジ)は、世界のフクロウたちの生態が紹介されている大型写真集です。
見開き2ページいっぱいに、ワシミミズクが翼を広げています。「ワシミミズクの大きな翼。広げると、長さが2mを超えるものもいる」。
コキンメフクロウは鋭い眼光が印象的です。「古代ギリシャでは、女神アテナの従者としてコキンメフクロウは崇められていた」。
スズメフクロウが雪にすっぽり埋もれ、顔と翼だけを雪上に出しています。「凍結した雪の下に逃げようとするげっ歯類を追いかけて、スズメフクロウが雪の中に突っ込む」。
アフリカコノハズクは擬態の名人です。「アフリカコノハズクの隠蔽擬態。割れ目だらけのアカシアの幹を背にすると、姿がほとんど見えなくなる」。
ウィンクしているインドコキンメフクロウは、何とも愛嬌があります。
本書は、内容も重量も、かなりの重さです。