誰かしら 夫の墓に 赤いバラ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3758)】
【僕らは本好き読書隊 2025年7月8日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3758)
オナガ(写真1)、アオカナブン(写真2)、私の靴に止まったツマグロヒョウモンの雌(写真3~5)、チュウゴクアミガサハゴロモ(写真6)、ニイニイゼミの抜け殻(写真7、8)をカメラに収めました。ムクゲ(写真9~12)、ボタンウツギ(写真13、14)、ヤブカンゾウ(写真15、16)が咲いています。我が家の庭では、ガクアジサイ(写真17)が頑張っています。
閑話休題、『シルバー川柳 笑いの万博編――笑いあり、しみじみあり』(みやぎシルバーネット・河出書房新社編、河出書房新社)は、私のような老人には、そのとおり!と思い当たる状況を剔抉した川柳がてんこ盛りです。
●くちびるを 美女が降れます 歯の検査
●二の腕を おもちのようと 遊ぶ孫
●雨降りに 一人楽しむ 朝の風呂
●年齢(とし)訊かれ よく生きてるねと 孫が言い
●友偲ぶ みな口説かれたと 女子の会
●はじまりは トイレ・バスなし 一間から
●誰かしら 夫の墓に 赤いバラ
●退院を したい夫と 渋る妻
●腹立つも 居らんと困る 古女房
●運が良く 母ちゃんだけが 当たりくじ
●フルムーン 手をつなぐのは こけぬため
●ゴキブリだ もうろく婆の 技冴える
●看護師の 静脈探しに 部位たたく
●手を抜いた 次男が何故か よく育ち
●孫が来て はたと気が付く 年金日
●老いて子に 従いたくとも 子も老いて
●同窓会 毛が抜け歯が抜け 一人抜け
●逝く人に 見送る人に 蝉時雨