元文春記者がジャニーズ問題、松本人志スキャンダル、中居正広・フジテレビ問題を内側から考察・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3912)】
【読書の森 2025年12月8日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3912)
7日間、通った甲斐があり、遂に、枯れたアシに紛れ易いタシギ(写真1~5)を見つけることができました。ツグミ(写真6)、ハシボソガラス(写真7)、カワウとコサギ(写真8)をカメラに収めました。ラクウショウ(写真9~11)の落ち葉が赤茶色の絨毯のようです。我が家の苔玉のイロハモミジ(写真13)が色づいてきました。因みに、本日の歩数は9,618でした。














閑話休題、『なぜ週刊誌だけがスクープを連発できるのか――元文春記者が見るスキャンダルの裏側』(赤石晋一郎著、平凡社新書)は、元文春記者が日本のエンタテインメント業界の暗部に深くメスを入れることになったジャニーズ問題、松本人志スキャンダル、中居正広・フジテレビ問題を内側から考察しています。
ジャニーズ事務所、ダウンタウン松本を擁する吉本興業、中居の言いなりになっていたフジテレビに共通しているのが、「メディアの支配者」とも評される圧倒的影響力です。「中居の口癖は『俺は雲の上の人間だから』という言葉だと言われている。冗談とも本気ともつかない言葉だが、友人である松本人志と同じようにテレビ業界の大御所となったことで『裸の王様』になっていたのではないか」。
フジテレビのドンと呼ばれた日枝久がフジサンケイグループにおいて圧倒的な力を持つに至った1992年の鹿内家に対する「クーデター」の経緯が詳しく記されています。
なぜ週刊誌だけがスクープを連発できるのか。「週刊誌しか自由に書けるメディアがないから」というのが著者の答えです。「一方で週刊誌にも憂いはある。週刊誌記者は取材だけに集中していればいい、そんな幸せな時代はいつしか過ぎ去ろうとしている」。
