掌篇の最後の一節に唖然・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3932)】
【読書の森 2025年12月26日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3932)
我が家のユキヤナギ(写真5)が紅葉しています。強風の中、餌台にメジロたち(写真6~11)がやって来ました。












閑話休題、『本当はちがうんだ日記』(穂村弘著、集英社文庫)に収められている『愛の暴走族』は、文庫本でたった4ページしかない掌篇です。
「何人かで夜ごはんを食べているときに、今まででいちばんこわかったことは何か、という話になった」と始まります。
さまざまなこわかった体験が語られていきます。「だが、彼らだけが特別なわけではない。恋愛の極限状態になると、追いつめられた人間は実に不思議な行動に出るものらしい」。
そして、最後の、「最近いちばんこわかったのは」に続く一節には唖然としてしまいました。
