「中国が主張する30万人の虐殺はあり得ない」と主張する南京事件否定論者たちへの説得力ある反論の書・・・【情熱的読書人間のないしょ話(4001)】
【読書の森 2026年2月26日号】
情熱的読書人間のないしょ話(4001)
カワヅザクラ(写真1、2)、フサアカシア(別名:ミモザ。写真3~6)が咲いています。我が家の餌台の常連のシジュウカラ(写真7~11)、メジロ(写真12~16)。

















閑話休題、読書仲間の只野健さんに教えられ、『南京事件(新版)』(笠原十九司著、岩波新書)を手にしました。本書は、「当時の南京の人口は20万人で、日本軍の占領後に25万人に増えているので、中国が主張する30万人の虐殺はあり得ない」、さらに、「正確な犠牲者数が証明できないのは、南京事件がなかった証拠」と主張する人たちへの説得力ある反論の書です。
著者は、南京事件の期間を、1937年8月15日の海軍航空隊の南京渡洋爆撃に始まり、9月、10月、11月、12月と続けられた海軍機の南京爆撃を含め、終わりは1938年3月28日の中華民国維新政府の成立時までと広義に設定しています。
著者は、南京事件の地理的範囲として、南京城区だけでなく、南京特別市の行政区に含まれていた6県と各県域周辺の村まで含めています。
南京事件の生々しい惨状――殺人、強姦、略奪――は、あまりに酷いので、引用する勇気がありません。
著者は、南京事件における中国人被虐殺者数の概数は「十数万以上、それも20万人近いかあるいはそれ以上の中国軍民が犠牲になったことが推測される」と、実証的に結論づけています。
