頭から蒸気を出す・・・【情熱的読書人間のないしょ話(4023)】
久しぶりにトモエガモの雄(写真1~4)に出会うことができました。運よく、クイナ(写真5~11)をじっくり観察することができました。クイナとカルガモの体の大きさのこの差!(写真5)。バン(写真12~15)、オオバン(写真16,17)をカメラに収めました。


















閑話休題、『作家たちの手紙――ユゴー、ディケンズ、チェーホフ、カフカ、ミストラル、ソンタグ・・・94人の胸中』(マイケル・バード、オーランド・バード著、沼野充義監修、福間恵ら訳、マール社)で、とりわけ興味深いのは、●ジェイン・オースティン、●シャーロット・ブロンテ、●チャールズ・ディケンズ、●フランツ・カフカ、●ヴィクトル・ユゴー、●ギュスターヴ・フローベール、●ジョナサン・スウィフト――の7人の手紙です。
●ジェイン・オースティンは姉・カサンドラへの手紙で、当時の中産階級の暮らし――馬車旅行、鶏肉のロースト、劇場通い――をスナップ写真のように描写してみせて、そこに、同席しなくてはならない退屈な男たちについての余談を挟み込む。
●ブリュッセルで教師として働くシャーロット・ブロンテは、うんざりするほど感情の起伏がないベルギー人に対する憤りを弟のブランウェルにぶちまけている。
●ジャーナリスト兼駆け出しの作家であるチャールズ・ディケンズは、上司の娘で婚約相手のキャサリン・ホガースに宛てた短い手紙の中で、「頭から蒸気を出すほどにならないと、うまく書けないんだ」と書いている。
●フランツ・カフカは、家父長的な父ヘルマンへの長大な手紙の中で、父子関係について、家庭という「牢獄」の中にいたと表現している。また、「彼の著作に対する父の反感」に言及し、自身のフィクションは「父からの意図的な、長く引き延ばされた告別」であったことを認めている。
●ヴィクトル・ユゴーはアルフォンス・ド・ラマルチーヌへの手紙の冒頭で、「その通り、私は急進的です」と宣言している。
●ジョルジュ・サンド宛ての手紙で、ギュスターヴ・フローベールは、「ブルジョワへの憎悪は美徳の始まり」との格言を提示している。
●ジョナサン・スウィフトの手紙からは、ハノーヴァー朝廷に媚びを売って出世の道を画策するも、思い通りにならないと知って癇癪を起すに至る様が見て取れる。
