榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

現場の喜怒哀楽が滲み出た川柳集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(989)】

【amazon 『現場川柳』 カスタマーレビュー 2018年1月7日】 情熱的読書人間のないしょ話(990)

あちこちで、内側の花弁も黄色いソシンロウバイ、内側の花弁は茶色いロウバイが芳香を漂わせています。因みに、本日の歩数は10,335でした。

閑話休題、『現場川柳――ものづくりは気合と悲哀だ! ライバルは昔同期で今はロボ』(現場川柳委員会編、見ル野栄司マンガ、徳間書店)に収録されている川柳は、現場の人間でないと作れない作品ばかりです。

●人生のパートナーのみ誤発注――もにぞう
●整理しろ言ってた上司が整理され――くまお
●試験管振って未来と会話する――れんじぃ
●見て盗め言った上司に盗まれる――つくも
●定年後再雇用されテクノロ爺――さごじょう
●言うことを聞かぬ職人腕は利く――Coni
●「整理」とは目立たぬ場所に隠すこと――橋
●見える化でわかったムダは僕のこと――利波
●AIに負けないオレの第六感――中年やまめ
●無菌室家に帰れば無金室――松葉一薫
●あれこれそれベテランだけの合言葉――蒼介
●その異品俺の差し歯と言い出せず――りのんぱ
●見学者来たら動きが倍速に――さごじょう
●日本製汗して造る外国人――夜明け前
●ラインからこぼれた品に我思ふ――あらかん
●デジタルが絡むと突然黙るボス――ききパパ

現場の喜怒哀楽に共感を覚える人が多いでしょう。それぞれの句と、添えられている見ル野のマンガとのコンビネーションが絶妙です。

私も時折、川柳を作りますが、号は「在原業平社員」と名乗っています(笑)。