榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

青磁の世界へ誘う入門書・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1051)】

昨夕、LINEを見ていた女房が、お母さんが五木ひろしに花束を贈呈しているわよ!と声を上げました(因みに、私はスマホを持っていません)。覗き込むと、何と、私の91歳の母が五木、坂本冬美と並んで明治座の壇上に立っているではありませんか。妹たちの話では、五木から聞かれて、母は名前と年齢を告げたそうです。若さの秘訣は何ですか?と問われ、社交ダンスと答えたようです。幕が下りる直前に、五木が、僕も91歳まで頑張ります!と挨拶したら、会場が笑いに包まれたそうです。母は私の3.75倍も元気なのです。

閑話休題、『青磁――清澄な青の至宝』(阿部出版・別冊炎芸術)は、青磁の世界に触れるのに最適な写真集です。

「『青磁』とは、鉄分を含んだ釉薬が高温の還元炎焼成(攻め焚きして、酸素不足の状態で焼く)によって青みを帯び、素地の土の色を透かして、青や緑にかがやく美しいやきものである。そのため、青磁の色は古くから『雨過天晴』(雨あがりの澄み切った青い空)に例えられてきた。また、厚く何層にも掛かった釉薬が光を乱反射して、青磁は一日の中でも刻々と色合いが変化する」。

青磁の焼き物を眺めていると、吸い込まれそうになります。