屋根裏に住み着いていた貧乏神と、やって来た福の神の格闘の勝者は・・・【情熱的読書人間のないしょ話(561)】
【amazon 『びんぼう神とふくの神』 カスタマーレビュー 2016年10月14日】
情熱的読書人間のないしょ話(561)
黄色い花を咲かせたヘリオプシスの群落では、モンシロチョウ、モンキチョウ、チャバネセセリ、ハチやアブの仲間などが乱舞しています。秋だというのに、カンナの朱色の花は未だに鮮やかさを保っています。前夜の月は、左側が欠けていました。因みに、本日の歩数は11,038でした。
閑話休題、読み聞かせヴォランティアに臨むべく準備を進めているのですが、子供が対象だけに、いろいろな決まり事があります。どの絵本を取り上げるか悩んだ結果、『びんぼう神とふくの神』(小暮正夫文、梶山俊夫絵、佼成出版社。出版元品切れだが、amazonなどで入手可能)に決めました。
むかし あるところに おひゃくしょうの 夫婦が くらしていました。二人とも はたらきものでしたが どうしたわけか いくら はたらいても びんぼうで くらしは らくになりません。
あるとき おかみさんに 「もっともっと はたらきましょ」と いわれてから おとこは 村の だれよりも はたらくように なりました。よるは よるで おそくまで おかみさんと わらしごとです。
そのとしの おおみそかの ばんのこと。やねうらで だれかが ないています。夫婦が こえをかけると あらわれたのは ぶしょうひげを のばした よぼよぼの びんぼう神でした。
この後、展開される貧乏神と福の神の格闘を前にして、大人の私も貧乏と裕福について考えさせられてしまいました。こういう日本の民話はいいですね~。