榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

土いじりが大好きなのに、庭がないおばあちゃんに起こったこと・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2347)】

【読書クラブ 本好きですか? 2021年9月20日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2347)

あちこちで、ヒガンバナ(写真1~3、5、8、9、11)、シロバナマンジュシャゲ(写真1、2、4~8、10)、ショウキズイセン(ショウキラン、リコリス・トラワビ。写真12)が咲き競っています。

閑話休題、絵本『あばあちゃんのはたけ』(おおにし ひろみ作、リブロポート)は、ふくよかなおばあちゃんが主人公です。

「わたしの おばあちゃんは つちいじりが だいすきです。でも、わたしの いえには にわが ありません。おばあちゃんは にわのないことを いつも さみしく おもっていました」。

「ものほしだいの むこうには どてが ありました。どてを ながめながら おばあちゃんは いつも おもうのでした。『あそこに なにか うえられない ものかね』」。

「おばあちゃんは ついに どてに のぼって みることに しました。うらぐちから そとにでて、 はしごを かけました」。

「おばあちゃんは さっそく くさひきから はじめました。ふるい くわを かりてくると つちを たがやして たねと、きゅうこんと、なえを うえました」。

「『はやく おおきく おなりよ』」。

「ところが あるひ おばあちゃんは はしごから おちて けがをして しまったのです。しばらく にゅういん することに なりました。おばあちゃんは、びょういんの ベッドのうえで はたけのこと ばかり かんがえて いました」。

「ながいあいだ みずも やれなかった はたけは、どうなったでしょう。(1かげつたって いえにもどってきた)おばあちゃんは 2かいに あがると まどを そっと あけてみました」。

「あっ!」。何と、見える限りの土手一面に、敷き詰めたように野菜が実り、花が咲き、蝶が飛び回っているではありませんか。

おばあさんが喜んだのはもちろんですが、私も嬉しくなってしまいました。