榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

軽井沢の栄枯盛衰の歴史・・・【情熱的読書人間のないしょ話(783)】

【amazon 『ブラタモリ(4)』 カスタマーレビュー 2017年6月16日】 情熱的読書人間のないしょ話(783)

コエビソウは、薄赤色の苞から白い花が顔を出しています。サボテンが橙色の花を咲かせています。因みに、本日の歩数は10,749でした。

閑話休題、『ブラタモリ(4)――松江 出雲 軽井沢 博多・福岡』(NHK「ブラタモリ」制作班監修、KADOKAWA)で、私の好きな軽井沢の歴史を知ることができました。

掲載されている現在の軽井沢と、明治20(1887)年頃の軽井沢の全景写真を見比べると、あまりの違いにびっくりさせられます。「(明治20年頃の軽井沢は)あっけにとられるほど何もないただの平原だ」。

「交通の要衝として江戸時代に栄えていた宿場町・軽井沢ですが、明治に入って宿駅制が廃止されると、衰退への道を辿りはじめます。とくに、明治17(1884)年に中山道の南側に碓井新道が開通すると、旧街道を人や荷物が通らなくなり、宿屋も閑古鳥が鳴くようになります。軽井沢は高冷地のため、もともと農作物はあまりできない土地。冷害も多く、宿場町としての収入が支えだっただけに大打撃でした。ところが、その寒村に大きな変化が起こりました。明治中頃から、(避暑目的の)外国人の姿が目立つようになったのです。当時の写真を見てみると、英語表記の看板を掲げた店がかなりあるのがわかります」。

しばしば軽井沢を訪れますが、このような栄枯盛衰の歴史を知ると、軽井沢により親しみを感じます。